皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
10月10日月曜日、昨日は雲の合間に青空が見えたかと思えば雨が降ったりと、やはり不安定な空模様でした。
10月の週末は学校や公園で運動会が開催されているのを度々見かけます。
運動会と言えば万国旗が飾られ、トムビーンも幼い頃晴れた空に色とりどりの旗がたなびいてわくわくした思い出があります。
万国旗で代表的なものでは、大体20~100カ国の国旗が使用されているそうです。
日の短さをぐっと実感してくるこの頃ですが、街灯の明るさによりそこまで暗さに不便を感じたことはありません。
2000年代に街灯がLED電球に交換となった時には、その明るさにしばらく慣れなかった思い出があります。
街灯が設置されるようになったのは16世紀頃、ヨーロッパの主要の都市で道路に面した家の位置を示すためのものが始まりだったそうです。
当時はろうそくや油を使用しており、位置の確認に使用するため道を照らすほどの明るさはありませんでした。
道路を照らす明かりを公的に設置することを境に街灯の数は増えていったそうです。
1792年、イギリス人技師ウィリアム・マードックが石炭から得たガスを用いて使用したガス灯が開発されました。
ガス灯はそれまでの灯油やろうそくの火よりも随分明るく、室内灯として使用された後1797年にイギリスのマンチェスターで街灯利用が始まったとされています。
日本でも江戸時代から行灯や灯篭を使用して道々明かりを点していましたが、ろうそくや油を使用した火を用いており明るさはさほどありませんでした。
18世紀頃、日本独自に国産天然ガスを使用したガス灯を使用した記録が残っていますが、街灯としてガス灯を使用したのは1872年に高島嘉右衛門がガス灯を設置したのが始まりです。
1882年にはカーボンアーク灯が、1915年には白熱電球を使用した街灯が使用され始めました。
街灯が普及した理由はやはり夜の闇への恐怖があったそうです。
夜間でも明るく活動時間が増える他に、闇に紛れて起きる犯罪への抑止、防犯という用途でも街灯は広がっていったのです。
本日10月11日から20日まで、2006年から実施されている全国地域安全運動が始まります。
この運動は、犯罪や事故などのない安全で明るく住みよい地域社会の実現を推進する目的で開催されます。
その1日目である11日は、啓発デーとして「安心・安全なまちづくりの日」と定められています。
昨年令和3年の統計では、一年のうち警察がある事実を刑法に違反する行為と認めた件数は約56800件と言われています。
これを人口当たりで割ると、1000人あたり4.5件、警察が出動するような刑法に違反する事象に遭遇しているとされます。
これが多いか、少ないかは各個人の感じるところではありますが、一つ言えるのはゼロではないということです。
街灯によって日本の夜は一日明るい場所さえあり、街灯の歴史の恩恵に預かっています。
世界でも治安のいいと言われている日本でも、犯罪は完全には防げていません。
犯罪に巡り合わない、また遭遇してもトラブルや損害をできる限り減らすには、日頃から防犯意識を持ち、何が起きるかを想像しシミュレーションしておくことが大事なのではないでしょうか。
この道暗くて星がきれいだな、という箇所がないか、意識を始めるだけでもいいかもしれません。
シャイのトムビーンより、街灯のこれまでに関わってきた人々に謝意と、皆さんの安全を祈って。
ご拝読ありがとうございました。
10月10日中の投稿ができず、無念...。