トムビーンの日日あれこれ

日日に思いを馳せてお伝えします

いわしの日

 

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

本日10月3日月曜日、週の始まりにはありがたい穏やかな気候でした。

見上げた空にはうろこ状に雲が散っており、ああ秋だな、と季節が変わっていることをしみじみと実感しました。

 

季節が進み気温が下がると、大気が澄んで空の高いところまで見渡せます。

秋の空には、うろこ雲、ひつじ雲、すじ雲など様々な表情があります。

うろこ雲は小さな雲が鱗状に並んだ様子の巻積雲の一つの形態であり、5000メートル以上の高い高度に生まれます。

巻積雲の模様によってはさば雲、いわし雲とも表現されます。

ひつじ雲はうろこ雲などの巻積雲より大きめの雲が集合しており、高積雲に分類され3000~7000メートルの高度帯で出現します。

すじ雲は幾本の線上に雲が並び、これも5000メートル以上の高さで現れます。

これらの秋の雲はどれも雨の兆しを知らせる雲であり、見かけた際は天気情報に注目したほうが良いでしょう。

 

明日10月4日は、1985年大阪府多獲性魚有効利用検討会がいわしの有効性を広くアピールする目的で提唱、いわし食用化協会がいわしの日と制定しました。

いわしはカルシウムの他にDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)など、子供から大人まで誰にでも有用な栄養成分を含んでいます。

しらす干しや煮干しなど手軽に取り入れられる加工品もあり、よければ食卓に並べてみてはいかかでしょう。

 

 

いわしの姿は小さいなれど、海では食物連鎖を支え、陸では人間の健康を向上させ、空では秋を代表しています。

これほど多角的に活躍できる存在にやや嫉妬も覚えますが、トムビーンはやはり食欲の秋としてオイルサーディンを頂きたいと思います。

シャイなトムビーンから、乾燥が進む空気への慈雨といわしへの謝意を表して。

ご拝読ありがとうございました。

 

アンパンマンの日

 

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

本日10月2日日曜日の関東は晴天で、体を動かすとやや汗ばむような気温でした。

汗をかいたときはやはり水分や塩分、ミネラルなどの補給が大事かと思います。

運動や仕事で疲労を感じた時に、エネルギーを摂取することもパフォーマンスを下げないために重要でしょう。

 

小腹が減った時に一口、と摘ままれることが多いのはお菓子ではないでしょうか。

お三時や寝る前の甘いものが止められないという甘党もいれば、菓子などいらないというストイックな方もいるでしょう。

甘い、しょっぱい、辛い、苦い、古今東西のお菓子は様々な味覚を刺激するものがあれば、温かい、冷たいなどの温度感覚をもたらしてくれるものもあります。

お菓子には和菓子、洋菓子という大きな括りがあることは周知の事実でしょう。

今回取り上げるのは、和菓子に多く用いられているあんこについてです。

 

さてあんこについてですが、あんことは餡の俗語であるそうです。

餡はもともと、飛鳥時代に中国から伝来され、饅頭などに詰められた肉や野菜などの詰め物を意味していました。

その後肉食を避けるため豆を使用した塩味の餡が登場しました。

安土桃山時代から甘い餡が作られるようになり、江戸時代に入ってから砂糖を用いるようになったと言われています。

あんこに使われる小豆の歴史も長く、日本では縄文時代には小豆が存在し、日本で小豆を使用した餡が生まれたのは鎌倉時代だと言われています。

餡の伝来元である中国でも、唐の時代から「豆沙」として小豆の餡が作られていたそうです。

中国では古くから赤色は邪気を追い払う力があると信じられており、小豆の赤色もその信心から厄除けや病気を払う効果があると考えられていたそうです。

昨今ではあまり珍しくないあんこですが、長い歴史の中多くの人々に愛されて現在に至っています。

 

明日10月3日は、1988年に国民的アニメであるアンパンマンのテレビ放映が始まった日です。

作者のやなせたかしさんは主人公のモチーフをあんぱんにしたことについて、

困っている人に食べ物を届ける、立場や国が変わっても決して逆転しない正義のヒーロー」

アンパンマン - Wikipedia

を描きたかったからと答えています。

本人の戦争従軍や作品が売れるまでの貧困の経験が、この着想に繋がっています。

またやなせたかしさんが幼少期に、迷子で困っている時に友人の母親に買ってもらったあんぱんが美味しく、またありがたかったという逸話があるそうです。

まさにアンパンマンの劇中によくありそうな一幕ですが、やなせたかしさんは生涯を通して一つの作品を生み出した、とも考えられないでしょうか。

 

 

あんこのような長い歴史も、アンパンマンのような筋の通った正義も、やなせたかしさんのような波乱の人生もトムビーンにはありません。

自分の人生という餡を、これから練ったり、包んだり、付け加えたりして、形にしていけたらと思っています。

シャイなトムビーンより、作家やなせたかしさんとアンパンマンのテレビ放映に携わった方々に謝意を表して。

ご拝読ありがとうございました。

 

望遠鏡の日

 

今回初めてブログを始めました、トムビーンと申します。

学生時分より空想に耽っては文字に起こしたりをしていました。

特に賞などは挑戦したこともなく、読みにくい点もあるかと思いますが、毎日の中に僅かでも刺さる文章を目指して更新を頑張っていきます。

 

本日は2022年10月1日土曜日、関東は晴れ間も多い一日でした。

昨日日暮れに空を見上げた時、やや伸びすぎた猫の爪を見かけました。

調べてみると本日の月齢は5.2と、日没も早くなって来たことも相まって主張が強くなってくる頃でしょうか。

満月は10月10日に達するようですが、暦では今日から週を一つ超えた10月8日に十三夜の名月を迎えます。

 

気温が下がり空気が澄んでくると、夜空に輝く星の光もより一層目に入って来ます。

秋の星座には、秋の四辺形・ペガスス座、南のひとつ星・みなみのうお座などが代表格に当たるそうです。

天頂に座するは天馬のペガススの胴体、その四辺形に王女アンドロメダや英雄ペルセウスが連なります。

秋の夜空の一等星・フォーマルハウトはみなみのうお座ですが、実はうお座が別に輝いていることを今回初めて知りました。

 

明日10月2日は、1608年、オランダの眼鏡技師ハンス・リッペルハイにより望遠鏡の開発が特許申請された日とされています。

原理が簡単すぎると特許の申請は却下されたそうですが、彼の開発はその後望遠鏡の普及に繋がります。

現代では星に夢見る子供から、宇宙に夢を抱く研究者まで、老若男女問わず望遠鏡の恩恵を受けています。

秋の夜長に、望遠鏡によって世界が広がった星座や月、宇宙を思い空を見上げてはいかがでしょうか。

 

 

望遠鏡ほど遠くは見通せなくとも、一つ一つにピントを当て、時にはファインダーの隅に見えた点に気移りもしながら文章を綴っていく所存です。

シャイなトムビーンより、眼鏡技師ハンス・リッペルハイと望遠鏡に関わった人々に謝意を表して。

ご拝読ありがとうございました。